ITパスポート試験の難易度★★

ITパスポートを会社に通いながら60日でサクサク通過する「ぬるい日記」

障害対策(ITパスポート)

 

システムの障害対策とは

システムが障害を起こした時に被害を最小限にとどめる対策です。

 

 

フェイルセーフ

障害発生を知らせる、エレベーターや電車を自動停止するなどのブレーキの役割。

 

災害時に自家発電によって電気の供給を絶やさないようにする、

これを、フェイルセーフと言います。

 

車の自動ブレーキやエアバックなども含まれます、故障すると赤ランプが点灯する機器はよく見かけますが電源は入ります。

 

 つまり、何かしろ連動して事故や故障に備えておくシステム。

 

フェイルとは「失敗やしくじる」を意味します。

 

フェイルソフト

フェイル・ソフトは障害が発生したとき、その機能だけを切り離して被害を最小限に抑える。

 

正常動作部分を利用して運用を続行しようとする考え方、完全に機能停止すると、他の危険性が高まる場合に動作します。

 

飛行機のエンジンの一部を停止したり燃料供給を断つなどがある、洗濯機の洗濯開始から終了までの途中で、蓋が開いていると動作が止まるが工程は覚えていて蓋を閉めると続きから動作する。

 

コンピュータのメモリではの処理に優先順位をつけて多すぎる処理が発生した場合は優先順位の高いものだけを処理する(他は停止する)。

 

ハードディスク故障などではRAIDなどがあり、電源停止にはUPSを利用してで正常に電源OFFを実行する。

 

RAID:複数のハードディスクを組み合わせ、仮想的に1つのハードディスクとして運用するもの。

UPS:停電などで、電源供給が断たれても臨時に電源供給を行う装置、これによってデバイスの正常な電源OFFが行える。

 

フールプルーフ

 実行する者が操作を誤っても故障につながるような、動作をしないようなシステムづくり。

 

形状により正しい方向に差し込む、「コネクタの向き」は大半の場合差し込み時に向きが決められている。

 

冷蔵庫は蓋を開けても可動するが、電子レンジは蓋を閉めないと加熱しない、故障や事故につながるものは設計段階で組み込むのがフールプルーフである。

 

 

フール fool とは「愚者」、プルーフ proofとは証拠という意味になりますが・・・

 

ちなみに、エイプリルフールは日本語で「四月馬鹿」と訳されます、嘘をつかれて間違った行動を起こす人を指している。

 

フォールト・アボイダンス

フォールトとは「短所や欠陥」、アボイダンスは「回避する」と言う意味です。

 

フォールト・アボイダンス(fault avoidance)は充分なシステムテストを行って、個々のバーツや全体が故障しないように対策を取っておく事を言います。

 

フェイル (失敗)

フェイル

フール  (愚か)

フォールト(欠陥)

「フ・フ・フ・フ」と覚えましょう。 

 

 

 

システムの冗長性

この冗長化や冗長性とは、IPやITでよく使われる言葉ですので覚えていきましょう、意味は(障害が発生したときに予備装置などで稼働し続ける)と言う意味。(バックアップとよく言われる)

 

例えば、自宅の電話やインターネットが使えなくなった場合、スマホで代用する、生活習慣の中で自然と行っている事です。

 

光回線を使用していても故障は起こりやすく、そんな時はアナログ回線を用意しておいて回復までの繋ぎの役割をさせる、又はLTEなどの装置をバックアップに用意しておいて通信の確保をするなど。

 

ディアルシステム

デュアルとは(二重)の意味

デュアルシステムと言うものがあります、よく聞く言葉と思いますが同じ処理を二つのシステムで行い、「お互いを参照して」処理が正しく行われる構成をディアルシステムといいます。

 

ただし、片方が壊れてもお互いに参照できなくても稼働し続けることができるのでバックアップとしても使えます。

 

バックアップとしてもう一つ挙げられるのがデュプレックスシステムです、これはデュアルとは違いもう一つの方のシステムは普段や休んでいて、故障したらバトンタッチする方法です。

 

デュプレックス(複式)の意味

二重という意味もありますがこの場合、「複式」又は「主系統」と「従系統」と考えるのが正しいと思われます、現用と待機、メインサブと覚えても良いです。

 

このデュプレックスの場合切り替え方法が2つあり、即時対応可能な電源ON状態で待機する方法と、故障障害発生した時に1から起動して処理を引き継ぐ方法があります。

 

即時スタンバイをホットスタンバイといい。

起動して引き継ぐのをコールドスタンバイといいます。

 

ホットスタンバイは電気代かかるけど、サービス停止時間が短くて済むという利点があります。

 

クラスタシステムと

クラウドコンピューティング

グリッドコンピューティング

 

まずクラスタコンピューティングですが、複数のコンピュータを連携させて1つのコンピュータとして使用する事をいいますが、同じ敷地内にあるといえます。

つまり、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)内で構成されたシステムといえます。

 

一方、グリッドはLANプラスWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)NTTなどの回線を利用して繋げた大規模なシステム、複数の管理者が処理を実行する可能性を含めて構築される。

グリッド(網目状の意味)

 

そして、クラウドは有名なクラウド業者などのシステムと(WAN)で繋げ、SaaSDaaSなどのサービスと組み合わせて構築されるシステム。

 

有名なクラウド業者を(パブリック・クラウド)と呼びグールやマイクロソフトなどがあげられます。

 

クラウドの場合も複数の管理者により処理が実行されることが多い。

一方(プライベートクラウド)というものがあり、セキュリティの関係上WANを使わず自社内クラウド環境を構築するものもある。

クラウド(雲・群衆)の意味

 

 

次回は、システムの開発についてサクッと覚えます。